制作工程のご紹介
用紙
用紙は、小さなサイズからB3の大きなサイズまで、一般的な鳳凰枠の用紙や、 浮き出し模様のオリジナル用紙「ゴーフレ」など多数ご用意しております。又、お客様の要望により、別製で枠模様、 マーク・ロゴ等の金付、箔押しなども承っております。
字割(じわり)
用紙、枠模様が決まったら、次は、賞状の文章の文字を、用紙に割り付けていきます。 (「あたり」とも言います。)文字数や、文節の区切りを考えながら、文章の上下がきちんと揃うように、 そして、文字数がきれいにおさまるように、もちろん、漢字は大きめ、かなは小さめというバランスを考慮にいれながら、 文字ごとの場所をきめ、目安をつけるのがこの作業です。専門の担当者がいるほど、難しく、手間もかかる工程のひひとつです。 ただ、書くときにこの目安にしばられすぎると筆の流れが悪くなるので、あくまで大まかな目安にします。
筆耕(ひっこう)
字割ができたら、いよいよ筆耕作業に入ります。 当店では、賞状などを受けられる方達の心情に成り代わって、 書家達は、一字一字心を込めて書くよう、心がけております。
印刷
賞状の枚数が多い場合は、印刷を行います。当社社内で、 今は日本にもごく僅かしか残っていない、手差しの自動印刷機を改良し、使っています。 「一枚一枚心を込めての精神」と、手差し印刷ならではの利点を活かしています。